川添 文彬
パートナー 弁護士
主にスタートアップ、上場会社、非上場会社及び外国会社に対して、幅広く、企業法務及び租税法務を提供しています。特に、法務と税務が同時に問題になる取引、英語対応が求められる国際的要素を含む取引、及び、税金の関連する紛争案件の支援に強みを有しています。また、社外監査役としてIPOを経験しており、上場準備会社及びIPO関連の法律問題にも精通しています。
特に経験豊富な取引として、次の種類の取引があります。
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ストック・オプション及び株式報酬の設計及び導入支援(海外居住者、国内外の子会社の役職員に対して発行するものを含む。) |
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株式、種類株式、新株予約権に関する取引(譲渡、資金調達を含む。) |
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M&A・投資 |
過去に関与した代表的な税務争訟案件として、次の事件があります。
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整備法に基づく移行法人の有価証券の譲渡原価及び減価償却資産の償却費に関して、課税処分が取り消された事件(東京高裁令和6年9月26日判決) |
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同族会社の行為計算否認規定の適用を違法として、課税処分が取り消された事件(最高裁令和4年4月21日判決) |
これまで培った弁護士としての強み・特長・経験・ネットワークの全てを活かして、重要な取引の実行及び紛争の解決を支援し、依頼者の皆様のビジネスの発展に貢献します。法律家としてのより広い視点では、個別案件の支援を通じて、法の支配の下で、イノベーションの創出、日本経済の発展、ひいては、より良い社会の実現に貢献したいと考えています。
経歴
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2005年
慶應義塾志木高等学校卒業
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2010年
慶應義塾大学商学部卒業
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2012年
一橋大学法科大学院修了
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2013年
弁護士登録(66期・第一東京弁護士会所属)
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2014年
アンダーソン・毛利・友常法律事務所入所
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2018年
オランダ- Leiden大学(ITC Leiden - 国際租税法LL.M.)修了
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2021年 ~
法律事務所Y Cube開設(旧JTC東京法律事務所)
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2021年 ~
早稲田大学法務教育研究センター - 講師(租税判例研究)
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2023年 ~
株式会社トヨコー(2025年3月より東証グロース市場)- 社外監査役
代表的な論考等
加藤新太郎=仲谷栄一郎=川添文彬「巻頭特集 東京高裁令和6年9月26日判決の納税者代理人解説〜整備法に基づく移行法人の有価証券の譲渡原価及び減価償却資産の償却費に関して、租税法令の文理に忠実な法解釈を示し、課税処分を取り消した事例〜」(週刊T&Amaster1070号(2025)4頁)
佐藤修二=川添文彬=津江紘輝「鼎談 未上場株式のセカンダリー・マーケットに関する金商法改正と株式の相続税時価評価〜租税法と金商法の“交差点” 金商法改正で総則6項の適用は増えるか〜」(週刊T&Amaster1040号(2024)4頁)
論考・講演等
未上場スタートアップのストック・オプション及び株式報酬の租税実務上の諸問題〜SO及びRSUの活用に向けての環境整備を中心に〜(税経通信2023年8月号)
税理士損害賠償事故を防ぐ(第4回)(税経通信2021年9月号)(連載記事)
税理士損害賠償事故を防ぐ(第3回)(税経通信2021年8月号)(連載記事)
税理士損害賠償事故を防ぐ(第2回)(税経通信2021年7月号)(連載記事)
税理士損害賠償事故を防ぐ(第1回)(税経通信2021年6月号)(連載記事)
東京大学法科大学院「金融取引課税法」の授業での講義(ゲストスピーカー)
Global Legal Insights – Corporate Tax 2020 (Japan Chapter) (共著論文)
The Inward Investment and International Taxation Review - (Japan Chapter) 7th to 10th Editions (共著論文)
株式を使った報酬制度の課税関係と会計処理(国際税務法務研究会〜共同講演)
The meaning of the “Unjustifiable Standard” of Section 132(1), 132-2 and 132-3 - Analysis through Yahoo case Global Mergers and Acquisitions Review 2015 (共著論文)